「見ずに終わった合格発表」


受験シーズンになると思い出す自身の記憶
『合格発表』
小中は公立だったので、高校がはじめての受験
志望校に願書を提出後、新聞に公開された倍率を見ると
(確か)20人の定員に対し、応募者21人だった
つまり落ちる人は一人しかいない

特に大きなヘマもなく、試験は終わり
担任の先生からは大丈夫でしょうと言われていたが、
結果が出るまでは不安だった

合格発表当日、最寄駅から高校まではバスで向かう際、
同じ面接のグループだったゆかりちゃん(仮)と会ったので
一緒に行った
「ドキドキするねぇ」などと雑談しながら、校門まであと一歩
というところで
コギャルのあかねちゃん(仮)が校門から出てきて一言
『(私)落ちた!受かってるよ。』

突然のことに私達は言葉を失ったが、
自分の目でも見ないことにはと
2人で結果を見ると、やっぱり2人とも合格していた

今思えば、2人とも受かってて良かった

こうして私の人生初の合格発表はあっけなく終了した
コロナ禍によって、合格発表は郵送通知や
オンライン発表になっているらしい
受験票を握りしめながら、ドキドキしながら
ボードを見ることもないのかと思うとちょっと切ない気持ちになる

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